心の悩み





うつ(憂鬱・不眠・不安・無気力)
うつ病は、精神的症状(不安、興味が湧かない、無気力など)や身体的症状(不眠、食欲不振、倦怠感など)、生活上のストレスなど複数の要因から脳内のバランスが崩れることで生じる疾病と考えられていますが、その原因ははっきりしていません。しかし、心の病と栄養との関連を指摘する有識者は、体内の栄養バランスの崩れが心の病を引き起こし、適切な栄養補給を行うことでその症状が改善される可能性もあると示唆しています。

近年、うつ病は増加の一途をたどっているといわれています。実際、厚生労働省「患者調査」によると、うつ病・躁うつ病の患者数は1996年に43.3万人、1999年に44.1万人、2002年に71.1万人、2005年に92.4万人、2008年には104.1万人と9年間で2.4倍も増えています。また、男女別でみるとすべて年で女性の方が多く、2008年では女性の方が男性より1.7倍も多くなっています。
この調査は医療機関で受診した総患者数であるため、存在的なうつ病様症状をもった方はさらに相当数いるのではないかと考えられます。

うつ病の原因は、精神的症状(不安、興味が湧かない、無気力など)や身体的症状(不眠、食欲不振、倦怠感など)、生活上のストレスなど複数の要因から脳内のバランスが崩れることで生じる疾病と考えられていますが、まだの原因ははっきりしていません。
うつ病の発症メカニズムとしてモノアミン仮説や受容体仮説などがあります。モノアミン仮説とは神経伝達物質であるモノアミン(ノルアドレナリン・セロトニン・ドーパミンなど)の欠乏に起因するとの説ですが、これらが欠乏しても全員がうつ病を発症する訳ではないこと、モノアミンを調整しない薬剤を用いても効果が認められる場合があること、抗うつ薬を投与すると急激にモノアミンが増加するのに2週間程度連続して薬を飲み続けないと効果がないことなど矛盾点も多く指摘されています。このような矛盾点があることで提唱されるようになったのが受容体仮説です。受容体仮説はシナプスへのモノアミン放出が減少し、それを補うため受容体が増加する。それによって受容体の感受性が高まってしまい、うつ病を発症するという仮説です。これは、抗うつ薬の作用機序から類推された説ですが、受容体を減らす働きのない薬剤でもうつ病への効果が認められるものもあるので、この仮説にも矛盾が生じています。
このようにうつ病の発生機序は十分に説明できていないのが現状です。最近では、神経伝達物質が受容体に結合した後の細胞の働きや遺伝子レベルでその解明が進められています。

うつ病を予防することはできるでしょうか??
精神や心と栄養素の関係について研究しておられる生田 哲氏は、著書「心の病は食事で治す」の中で、『精神科や心療内科を受診すると薬剤の投与により、ある程度の副作用には目をそむけ、これらストレスに耐えうる対症療法を否定するもではない。しかし「心の病」を考えるとき、心をつかみどころのない、見えないものではなく、脳という臓器の働きの不調によるものと捉え、心の病は脳内をかけめぐる伝達物質の種類と量のバランスのくずれた状態で発生する。』とし、さらに『このバランスは薬によって回復することが出来るが、脳・神経細胞・伝達物質・細胞膜は我々が日頃食べる食物からできているため栄養素によってもできる』としています。

<うつ病と低血糖>
著書「心の病は食事で治す」の中で、『低血糖は脳の適切な活動のために利用できるブドウ糖が少なすぎるということである。低血糖症の症状は神経質やイライラ、消耗、気落ち、めまい、眠気、忘れやすい、不眠症、継続的な不安などでうつ病の症状と共通であり、まさしく心の病すべてがあてはまる。』とされています。
低血糖は慢性的に血糖値が高い状態が続くと糖尿病が発生することは知られていますが、すい臓の機能失調などによる血糖値の調節異常によって発症する「機能性低血糖症」は医師ですら認知度が低い病です。
機能性低血糖症は、糖の過剰摂取や過激な食事制限、過食といった食生活の乱れやストレスなどが原因となって血糖値が急激に低下したり、低い状態に留まってしまう疾患で、現代の食生活も誘因の一つと指摘されており、近年、研究が進むと共に患者数も増えているとされます。機能性低血糖症は脳への血糖補給不足に加えアドレナリンなどの内分泌系異常や自律神経にも影響し、慢性疲労やうつ状態、集中力不足、情緒不安定、記憶障害など、身体面、精神面ともにさまざまな症状をひきおこすことが分かって来ています。
尚、「機能性低血糖症」の診断には、5時間の耐糖能精密検査が必要ですが現在は保険適用されておらず、高額な自己負担が必要なほか、実施する医療機関も少ないのが問題とされています。「機能性低血糖症」診断の5時間の耐糖能精密検査を保険適用の対象とすることを要望する意見書が各自治体より政府に提出されています。

<ミネラル不足は低血糖の原因の一つ>
低血糖症は血糖値が不安定になり、副腎やすい臓が弱ってしまい、様々な症状が起こる病気です。この病気を発生させる原因や悪化させる要因は、いくつか分かっており、砂糖やデンプンの摂り過ぎ、ビタミンやミネラルの不足、過度のストレス、アルコール、ニコチン、カフェインなどの過剰な摂取です。

<ミネラルが不足すると脳はどんな影響が受けるか?>

ミネラルが不足するとこのようなことが起こると考えられています。

鉄が不足した場合

体内の鉄のほとんどは、赤血球の中のヘモグロビンに存在しています。鉄が不足すると大量に酸素を必要とする脳は充分に働けなくなります。その結果、物忘れがひどくなったり、集中力が低下したり、落ち着きがなく、うつ状態になったりし、学習能力も低下します。

マグネシウムが不足した場合

マグネシウムは神経系にとっては、自然の精神安定剤であるといわれています。マグネシウムが不足すると、興奮しやすくなり、神経過敏、嗜眠(眠り続ける)、うつ、錯乱などを起こします。

カリウムが不足した場合

カリウムは神経、心臓、それに筋肉細胞にとって決定的に重要なミネラルです。「毛髪ミネラル検査」において、低血糖症の人はカリウムとナトリウムが低いことがわかっています。これは、血糖を適正に維持するためにアドレナリンを分泌する必要が多いので、副腎が疲れてしまうためと思われます。カリウム欠乏が、低血糖症の人の疲労や筋力低下を説明するかもしれません。

亜鉛が不足した場合

亜鉛は、細胞や組織の成長や代謝に必要なミネラルで、細胞の発生や増殖を促すインスリンを構成する物質です。また、味覚や嗅覚を正常に保つのにも重要です。亜鉛は脳に対する鎮静作用があるので、不足している場合は亜鉛の補給が必要と思われます。

クロムが不足した場合

クロムは、インスリンの働きを助けて血糖値を正常に保つ作用があります。クロムがなければ、インスリンは無効になって糖尿病を起こします。 クロムが欠乏すると嗜眠(眠り続ける)、気分の動揺、集中力の低下、記憶の障害などを起こすといわれています。

カルシウムが不足した場合

私たちの体のカルシウムの99%は、骨と歯の中に存在しています。残りの1%が軟組織と血液の中にあって、神経に決定的に影響を与えます。カルシウム不足は、うつや記憶障害、不眠、怒りっぽさ、イライラ、緊張傾向に関係していると考えられています。

マグネシウムが不足した場合

マグネシウムは自然の精神安定剤であり、マグネシウムで神経過敏を軽減します。精神医学的なうつでは身体全体のマグネシウムが低く、回復と共に増加します。多くの不眠症患者にはマグネシウム不足が潜んでいる可能性があります。


<有害ミネラルは心の病にどんな影響を及ぼすのか?>

有害ミネラルは心の病にこのような影響を起こすと考えられています。
ここでいう「中毒症状」は急性なものではなく軽度慢性的な過剰蓄積と考えます。

鉛の毒

鉛中毒の症状としては、頭痛、興奮、落ち着けない、心の動揺、怒りやすい、うつがあります。記憶と集中力もそこなわれます。米国の精神科医であるレッサーは多動、学習障害、精神発達の遅れ、衝動障害、自閉症、それに原因不明のてんかんのある子には鉛中毒を疑うべきと述べています。

カドミウムの毒

カドミウムは、富山県で発生した「イタイイタイ病」の原因物質です。アルカリ乾電池や家庭用品の合成樹脂製品が多く製造されるほか自動車のタイヤにも広く使われているので道路の粉塵にもカドミウムは多く含まれます。

水銀の毒

疲れ、頭痛、忘れっぽさという心理的な訴えが水銀中毒の早期の訴えです。興奮・うつ・不眠・反社会的な人格変化がおきます。

ストレス
ある程度のストレスは、人に意欲や活力を与えますが、持続的なストレスや強いストレスは体力や気力を消耗させ、免疫機能を抑制し、ガンやアレルギーなどを発病するリスクを高めます。ストレスにより崩れたホルモンバランスをミネラルによって補い、疾患のリスクを軽減しましょう。

持続的なストレスや強いストレスは副腎皮質ホルモンのバランスを崩しコーチゾルといわれるストレスホルモンを分泌します。コーチゾルは免疫力を抑制するといわれ、消化不良や吸収不良、アレルギー、動脈硬化、高血圧、低血糖、喘息、胃炎、潰瘍など多くの疾患のリスクを高めます。
副腎皮質ホルモンは腎臓の隣にある副腎の周囲にある副腎皮質から分泌されています。


副腎皮質ホルモンの分泌量と主な症状
副腎皮質ホルモン 生理作用 主な症状
分泌過剰 ストレスに抵抗してコーチゾル高分泌 興奮しやすい、神経質、動悸血圧上昇、食欲増進、便秘
分泌適量 ストレス緩和 健康維持
分泌減少 副腎の疲弊、ホルモン分泌が低下 無気力、疲労感、不眠、偏頭、痛活力・食欲低下、アレルギー

<副腎皮質ホルモンとミネラル>
副腎は電解質ミネラルといわれる、ナトリウムやカリウムのバランスを整える機能があります。しかし、強いストレスの影響下にあると、これらのバランスが崩れストレスからくる様々な症状を引き起こします。
「毛髪ミネラル検査」では毛髪中のナトリウムとカリウムがともに高い場合、身体がストレスに戦っている状態(副腎ホルモン分泌過剰)、またナトリウムとカリウムがともに低い場合、身体がストレスにより疲弊している状態副腎ホルモン分泌減少)と考えます。
このような傾向は「毛髪ミネラル検査」を受けて頂いている方々の多くに見受けられ、最近ではお子様にも同様の傾向が見られるため危惧しています。

<ストレスを軽減するミネラルやその他栄養素>

このようなミネラルや栄養素は副腎皮質ホルモンのバランスを整え、ストレスから身体を守ります。

ストレスを軽減させるミネラルやその他栄養素
栄養素 生理作用 多く含む食品
マグネシウム 筋肉、神経の緊張緩和 かぼちゃの種、玄米、きな粉、豆腐、田作り、そば、小麦胚芽
亜鉛 免疫機能向上、アレルギー緩和 牡蠣、うなぎ、牛・豚赤身、ほたて、かぼちゃの種、ココア
ビタミンC ストレス中尿中排泄増加 赤ピーマン、ブロッコリー、芽キャベツ、キウイ、柑橘類全般
パントテン酸 副腎を刺激しコーチゾル生成 鶏レバー、子持ちカレイ、納豆、ささみ、たらこ、鮭、アボカド
葉酸 アドレナリン生成に必要 鶏・豚・牛レバー、マンゴー、とうもろこし、枝豆、あさつき
メチオニン アドレナリン生成に必要 鶏・豚・牛・羊肉、全粒小麦、レバー、さんま、鮭、納豆、卵
フェニールアラニン アドレナリン製造原料 鶏肉、さんま、チーズ、白花豆、凍り豆腐、ごま、アーモンド
カルニチン エネルギー生産に必要 ラム肉、牛肉、赤貝、牡蠣
ユビキノン(CoQ10) エネルギー生産に必要 まいわし、さば、あじ、ぶり、豚・牛(肉・レバー)、くるみ
イライラ
イライラの原因は、「外的環境によるストレス」と「栄養バランスの乱れ」の2種類があります。「毛髪ミネラル検査」はミネラルバランスや栄養の過不足を把握することができます。これらを整えることでイライラしない身体とイライラに耐えられる身体作りをしましょう。

仕事や人間関係からイライラする大人、そしてキレル子ども・・・そんな日本の現代社会です。イライラというとストレスばかりが注目されますが実はそればかりではなく、イライラは栄養バランスを整えることで解消することも可能といえます。
原因1:外的環境によるストレス

仕事や会社、人間関係、勉強、学校、友達、家庭環境等、これらは現代社会において避けて通れない原因です。

原因2:栄養バランスの乱れ

実は脳神経の形成や情報の伝達にはミネラルやビタミンも深く関与します。糖分の多い清涼飲料水やお菓子類の取り過ぎでインスリン分泌の乱れから生じる低血糖や、空腹時のブドウ糖不足によるイライラ、ビタミンCの不足がイライラを招くこともあります。このように、ミネラルやビタミンのバランスを整えることで、イライラしない身体、またイライラに耐えられる身体に変えることが出来ます。従って、栄養バランスの乱れを解決することはイライラを解消することにつながると考えます。


<低血糖とは>
アメリカでは2000万から4000万人の患者がいるといわれています。特定の症状はなく、多くの症状を呈するため診断が難しく、日本においては医師の間でも一般には低血糖症という病態は知られていないため、その認知度も低く研究・調査が進んでいるとはいえません。あるクリニックでは1600人を超える検査(5時間経口耐糖能負荷試験)を実施し、低血糖症率が93.3%との数字も出ています。
低血糖(症)は食生活の不摂生、糖質の過剰摂取や過食による膵臓負担、ストレス、ビタミンやミネラルの摂取不足などが原因とされています。これら原因によって血糖値が急降下したり、低いままだったりして、内分泌系や自律神経の混乱をきたし、イライラや目のかすみ、疲労、不眠、不安など多種にわたる不定愁訴を引き起こすと考えられています。
また、多くの専門家は、糖分の取りすぎにより低血糖症になることと、キレル子どもが増えていることは関連しているのではないかと指摘しています。

<ブドウ糖の不足>
空腹時ってイライラしませんか? また集中力も散漫になり学業や仕事にも影響してきます。原因は脳の働きに必要不可欠なブドウ糖の不足です。ブドウ糖が不足すると脳の働きも鈍り、判断力、集中力等が低下します。そうすると、脳はブドウ糖を補給すべく肝臓にあるグリコーゲンを分解してブドウ糖を作るように指令を出します。そのときに出されるのが、攻撃性ホルモンのアドレナリンで、この物質が作用することで空腹時はイライラするというわけです。
ブドウ糖を摂取し効率的にエネルギーに変化させるためにはビルビン酸やアセチルCoAなどの酵素が必要となります。さらに、その酵素の働きをスムーズにするためには、鉄や亜鉛、マンガン、マグネシウム、ビタミンB群、ビタミンCなどの栄養素の助けがひつようとなります。

<ミネラルとビタミンとイライラ予防>

イライラはミネラルやビタミンと密接に関係しています。これらのミネラルやビタミンを摂取することでイライラを解消しましょう。

カルシウム

血液中のカルシウムの濃度が減少すると神経活動がうまく働かなくなり、神経や感情のコントロールの乱れることが、イライラの原因となりますが、カルシウムの不足がすぐさま血液中の濃度低下を起こすというものではありません。血液中のカルシウムが不足した場合、身体は骨中のカルシウムを血液中に溶出させ、濃度を一定に保つことで対応しています。また、カルシウムを効率よく吸収利用させるには、日光浴によりビタミンDの合成を促すことや経口摂取で補ってあげる必要があります。

マグネシウム

マグネシウムが不足すると神経過敏になったり、興奮しやすくなります。また、カルシウムとともに精神安定作用があります。

鉄が不足するとストレス抵抗力が低下し、怒りっぽくなったり、注意力が散漫になります。

亜鉛

亜鉛の不足は脳内神経伝達物質の合成や分泌のバランス崩れさせてしまい感情を不安定にします。その結果、イライラや不安などを起こしやすくします。

マンガン

マンガンが不足すると脳神経の刺激伝達が正常に働かなくなるため、いきりたったり、ぐちっぽくなります。

モリブデン

モリブデンの不足は神経系の働きを阻害し、注意力の低下や睡眠障害を起こすことにつながります。

ビタミンB群

「精神のビタミン」とも呼ばれ、ビタミンB群が不足すると、イライラ、協調性を失う場合があり、ビタミンB群を補給することで、精神能力や学習能力が向上するケースもよく見られます。ビタミンB群は、腸内の善玉菌がオリゴ糖や食物繊維を餌にして合成を行い、ヒトはそれを生理作用に利用しています。最近では野菜や海藻などをあまり食べないなど偏食が理由で、子どもたちにビタミンB群不足が増えているようです。

ビタミンC

抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促進し、我慢することや忍耐力の低下を防止すると考えられます。

ビタミンE

脳への酸素供給量を増やす働きがあります。そのためビタミンEの摂取は集中力や精神活動の増加につながります。

その他

野菜や果物、雑穀、海藻などに含まれる食物繊維には、糖分の吸収をセーブする性質があります。また、おやつにはミネラル豊富なドライフルーツ、ナッツ類がおすすめです。


<大事な朝食>
睡眠時でも脳は活動しています。その間、ブドウ糖も消費されています。したがって、朝起きたときにはブドウ糖が不足していますので、きちんと朝食をとって補う必要があります。もし朝食を抜いてしまうと、集中力の乱れやイライラを引き起こします。午前中は勉強に身が入らない、朝の電車はやけにいらつくなどお悩みの方は、朝食をきちんととることをおすすめします。




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