結論を言いますと痛みがなければ人間は生きていけません。
少なくても長生きは出来ません。
人間は痛みによって病気や怪我を知る事ができるからです。
また、その痛みの程度で、その病気や怪我の状態を図ることができます。
「痛みは身体の異常を知らせる警鐘」なのです。
歯痛を考えてみてください。
歯痛があってはじめて人は虫歯に気付きます。またその痛みの程度で今すぐ医者に飛び込むか、予約の電話をするか、またはもう少し我慢しちゃおうか、と判断する事ができます。
つまり、痛みを感じられるのは、心と身体が十分に機能している証拠なのです。
とはいうものの痛みは辛いものです。
特に慢性痛で永年痛みに悩まさせている人は、日々「この痛みがなければ、痛みが解消できたらどんなに幸せか」願っていることでしょう。
痛みはあくまでも警報装置です。
ですから、痛みがあるから病気や怪我が治るわけではありません。
よって痛みを不必要に耐えることはマイナスでしかありません。
リハビリも痛みがあるから長引くのです。
痛みを解消しながら、リハビリしていけば、治癒までの期間は格段に短くなります。
痛みを解消しながら治癒を目指す。それが理想です。 |
|